一般的な登山の装備について |
- 1) 帽子
- 帽子はつばの大きいものがふさわしいと思います。
- 日差しが強いときなどは襟首を焼くと疲労が増しますので野球帽などは逆にかぶり、襟首に日陰を作ってやりましょう。
- また日焼け止めクリームを襟にも塗りこむのも効果があると思います。
- 2) シャツ
- 下着は金さえかければ良いものがあります。
- 夏は涼しく、冬は発熱して暖かいという特殊なものがありますが、一般的にはウールよりもポリエステル系のものをお勧めします。
- ウールだと暖かいのですが熱がシャツにしみこんで休憩時には寒さを感じます。
- ポリエステル系だと汗が流れて比較的乾いていますので、夏は最適です。
- 冬は休憩時に雨具などで防寒をすればよいでしょう。
- 3)ウェア
- 一般的にはスポーツシャツをお勧めします。
- ラガーシャツ(ラグビー)は夏冬兼用で使用できますのでお勧めです。
- 夏はTシャツ、ポロシャツが良いでしょう。
- 一時期チョッキを使用している人が多かったのですが、最近のザックは風通しがよく、背中が痛くならないものが多くなってきたので、ザックにはあまり金をケチらないようにしてください。
- なお、チョッキにはポケットが沢山ありますのでこの点では良いと思います。
- 冬もお勧めします。パンツは私の場合は水泳パンツを使用することがあります。
- 4)ズボン
- ズボンはニッカズボンなどの本格派が着用するズボンがありますが、軽登山向きにはジャージのトレーニングズボンまたはスポーツ店で売っている登山用ズボンをお勧めします。登山用のズボンは生地が伸び縮みしますので最適です。
- ジーンズは下りのときに膝がつかえて歩きにくいので使用しないで下さい。
- 5) 手袋
- 一般には軍手またはフリーサイズの毛糸の手袋をお勧めします。
- 視障の方は手袋があると感覚が狂うのであまり使用したくないというご意見が聞かれますが、冬はやはり冷たいので使用されたほうが良いでしょう。
- 冬用としてオーバー手袋があります。これは防水にはなりませんが、雪が降ってきた場合でも中は比較的暖かいです。
- スキー用の人造皮革手袋は暖かくなく、手の汗で着脱が面倒ですのでお勧めしません。
- なお、黒色の手袋は避けてください。下記にしるします。
- 6) 色
- 色は比較的明るいものを使用してください。雨具などは赤、黄色、水色などがあります。
- 黒い色は秋には絶対使用しないで下さい。それは、スズメバチに出会ったとき、蜂は黒い色を天敵の熊と間違えて襲ってきます。
- 富山県は黄色スズメバチが多いのでさほど被害は大きくありませんが、刺されないにこしたことはありません。
- 7) 靴・スパッツ
- 靴は重登山靴と軽登山靴(布製)に分けられます。
- 三つ星会ではハイキングが多いので布製の軽登山靴をお勧めします。
- 防水の効いたゴアテックス製がお勧めですが、15,000円以上となりますので、最初は1万円前後の入門者用でも良いでしょう。慣れるにしたがって良いものを購入してください。
- 重登山靴では革製とプラスチックブーツがありますが、プラスチックだと呼吸できないため足に汗がたまりやすいということと、寿命がみじかく、厳寒期の雪山で破損する恐れがあると言うことで、店によっては勧めていないところもあります。
- また革製は今ではメンテナンスが簡単になり、1年に2~3回防水クリームを塗ること、そして登る前に防水スプレーを吹き付ける程度で充分です。
- 欠点としては値段は革製が一番高いです。良い点としては呼吸できるので足が蒸れないこと。
- 靴底が減ったら新しいものと交換できることで寿命が長いので、私も冬は革製を使用しています。
- スパッツは冬に登らない人はショートまたはセミロングで充分です。
- これは靴を雨水の浸入を防ぐためで、雨具の外からつけるという人と、中からつけるという人と、意見は二つに分かれますが、中からつけたほうが良いと山岳雑誌に書いてありました。
- 早春、秋は化繊、ウールあるいはこれらの混紡を準備願います。冬は各メーカーによって様々なものが販 売されていますから汗かきの人、暑がりで寒がりやさんまで対応してもらえます。
- シャツ(カットソー) これも生地の厚いものから薄いのまであり素材も々。
- フリース 番号でいうと100、200、300。100はマイクロフリースで最も薄く夏でもOK。300は主に冬山か寒がり屋さんの上着に(も)なります。
- 山シャツ ウール(化繊も混紡)で出来ており若干重いのですが保温、耐久性に優れています。晩秋のアウターから早春のアウターまで使えます。
- パンツ これもいろいありまして・・普通の長ズボンタイプから懐かしいニッカーホースまであります。ファスナーで膝あたりから切り離しニッカー風に、短パン風にと膝上げが楽になるのもあります。
- 夏山は生地が薄いか織目が粗く風通しがよいもの、寒くなれば ウール生地100%が抜群に暖かいです。
- アクセサリー 帽子(ハット、キャップがあります)
- メガネをかけている方はキャップがお勧め、寒いときには耳あて付かワッチキャップがグッド。ネックウオーマーか目だし帽も良いですよ。
- ベルトはナイロン系が汗をすっても硬くならず私も使っています。
- カラビナ、細引き、スリング、ハーネス、アイゼン、ピッケル、ツエルト、カンジキ、ザイル、登攀用具など数え上げればきりがありません。山行その都度説明させていただきたいと考えております。
by エコロ爺 |
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