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中日新聞 2020年1月7日号に掲載されました。


「同伴者 壁を越え対等」中日新聞 2020年1月7日号

同伴者 壁を越え対等
 登山やボルダリングを楽しむ 富山三つ星山の会

 「目の見えない人がどうやって登るんだろう」。そんな疑問は一緒に登るうち、やがて消えていった。「富山三つ星山の会」で柿原恵子さん(66)は15年以上、視覚障害者とともに登山を楽しんできた。
 登山の際、サポート役の健常者は障害者と互いの体をリュックにくくったロープでつなぎ合う。「石があるから気ぃつけて」「小さな花が咲いとるわ。燃えるような赤色やちゃ」。先導しながら、危険も、自然の美しさも、見えるものはすべてを伝えていく。
 「何を求めているのかをしっかり聞いて、応えていけば、登山できる。それは普通のコミュニケーションと同じ」。そう気づき、疑問は喜びに変わった。山という特別な場に身を置いた障害者からは「生き方が変わった」と感謝された。
 三つ星山の会は福祉関係者を中心に1999年に結成された。当初は十数人だった会員は160人まで増え、そのうち六十人が視覚障害者だ。地元の立山や乗鞍岳といった北アルプスから富士山の登頂にも挑んだ。最近は人工の壁をよじ登るボルダリングなどにも活動の幅を広げている。
 会長の坂田清さん(72)は四十歳を過ぎて網膜色素変性症を患い、視力を失った。徐々に視界が狭まっていく現実は受け入れがたく、「肩に重りがかさなっていくような苦しさだった」。それでも、知人の紹介で会に参加し、山で出合った自然に心を動かされ、前を向くことができた。
 登山中、花の色はどんな色で、どんな形か、と繰り返し質問する。それが、サポーター側にも新鮮な気づきを促す。おかげで「今まで見過ごしていた部分を注意深く観察できた」と感謝されることもある。
 「助ける、助けられるではなく、お互いさま。自然のすばらしさを分かち合える仲間なんです」
 サポーターとして2012年から参加している山本勝さん(44)は気楽な姿勢で臨んでいる。入会前は視覚障害者と接する機会が少なくて「妙に構えているところ」があったが、今は違う。彼らが「結構、すいすいと登っていく姿」にいい意味で裏切られた。
 介助ではなく、対等な同伴者としてペースに合わせて登る。「一人の人間として尊重することに何ら変わりはない。友達と接するように、ですね」

■文・山岸弓華 ■写真・泉竜太郎
中日新聞 2020年1月7日号

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